現役の京都の大学生(大阪在住)でもある中村佳穂と、岩見十夢(北海道在住)は電話、メール、時にFACE TIMEを駆使して今回共作したが、実は完成したのは、レコーディング前日の夕刻だった。
次の日の朝、二人は東京へ発ち、ピアノの調律が終えた12時には既にレコーディングが始まっていた。
レコーディングは中村佳穂ver.から始まった。
中村の、感性が躍動する天才的なレコーディングの様に、岩見は何度も感動し、鳥肌を立てたという。
今回、両人のドラムスを担当した「神谷洵平」氏は、岩見と十年ほど前に対バンをしており、その時は「月球」というバンドのドラムを担当していた。
その日、岩見は神谷のドラミングを観て、「あの人は常人ではない。鬼の様な才能がある。」と確信し、現在の活躍ぶりを知りつつ、今回直接依頼し、改めて「俺の審美眼は狂っていなかったのだ。」と、自らの自信を深めたという。