あらゆる退屈を得て
ぼくはようやく目覚めたのだった
それはそれはとても長い時間だった
普通って何?っていう永遠のテーマは
そのときぼくにとっては永遠ではなくなっていた
もちろんテーマとしては永遠なのだが
あくまでもそれは ぼくにとってはの話
あのとき ぼくは何を見つけたのだろうか
どこまでも自由になりたかった
あらゆる価値観を否定したかった
現実から逃避したかった
現実を破壊したかった
ラクダの背に乗って歌舞伎町を闊歩した
ラジオ一つだけ持って船を漕いだ
月が大きく頷いたので
ぼくはもう安心したよ
なんだかわからない巨大な化け物が
この宇宙を支配していようとも
この惑星は肥大し続けている
君の鼻腔にある鼻くそのように
いつか大きな指先が
信じられないくらいゆっくりとしたスピードで
ブラックホールの奥から顔を覗かせるに違いない
おれはそのときパチンと指を鳴らし
得意げに「ほら、やっぱり!」と
だれに言うでもなく言うだろう

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